Sunday, December 31, 2006

Silvester 大晦日

今年も大晦日となりました。
ドイツでは年の明ける午前零時ちょっと前からカウントダウンし、零時になったところで花火が上げられます。どうも普段しろうとが花火をあげるのは禁止されているらしくて、この新年の最初の30分間だけ解禁なのだそうです。
こちらでは花火というと大晦日のイメージで、日本でのように夏の風物詩ではないですね。きれいですけれども、ねずみ花火のようなのもあって表を歩くのはやや恐い気も。とりたてて事故が起きているとはききませんが。
大晦日には知り合いや友人たちと楽しくパーティーで暮れて、新年をにぎやかに迎えるという感じです。おごそかな日本の除夜の鐘などの印象とは大違い。なんだかクリスマスと大晦日の過ごし方が逆になってるみたいです。

日本では時差のせいで、もう年が明けてますね。
皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいますように。
新しい年が皆様にとって一層清麗で意義のある年になりますように。

Saturday, December 30, 2006

Ischgl



去年行ったのはオーストリアのイシュクルというスキー・リゾート。
すごーく広くて大好きなスキー場。広くて変化に富んだ、難しいスロープもあるスキー場が好きなんです。ここは若い人も多くて、スノポの人もだいぶ多いです。でも、カービング・テクニックが発達してからは、2本の板に乗るスキーの方がフレキシブルに遊べると思うんですが。
アプレスキーはがんがんのパーティーになって音楽も旬のが大きくかけられて、若向きかなあ。外にアイスバーもできるし。
あんまりうるさくないようなところに宿を取って、サウナとかでゆっくりするのが私は好み。時間をかけて夕食を楽しんで、それから食後酒もいただいて、明日のために早めに休むっていう毎日。
サウナに毎日行くと、だいたい同じような顔ぶれが同じような時間帯に来てて、馴染みになってくるとお互い話をするようになるのですが、いいおっさんたちが結構自慢話やあからさまなホラを吹いたりするのがおかしかった。どこの国でも子供っぽいかわいいおっさんたちがいるのね。

Friday, December 29, 2006

Cortina d'Ampezzo



おととしスキー休暇に行ったのは、北イタリアというか南チロルというか、コルティナ・ダンペッツォという所。1956年に冬季オリンピックが開催された、名の知れたスキーリゾートです。日本の猪谷千春氏が、アルペンスキーの回転競技で銀メダルを獲得した記念すべき大会でした。猪谷氏は現在でも日本人で唯一のアルペン競技メダリスト。
びっくりしたのは、この日本人少しドイツ語しゃべるよ、と地元の人に紹介されたら早速に、チハル・イガヤはどうしてると訊かれたこと。どうしてると言われても、そんな勉強不足で…
今はIOC副会長をなさっているそうです。(ウィキで調べました。)
ここでは、女子のワールドカップ競技を生で見ました。スーパーGだったと思います。高速レースを直に見ると、選手の滑りの安定してることといったら。あんなにぶっ飛ばしてるのに、全く平気。でこぼこ、カーブもものともせず、ターッと突っ走っていきます。
滑走コースも長くてすばらしい。
ホテルでは毎晩手を変え品を変えたパスタが出されました。夜の楽しみ方はちょっと保守的かしらと思いました。年齢層が高いような。イタリアとは言え、文化的にはチロル地方でドイツ語もかなり通じます。北イタリアは分権独立を望んだくらいですしね。

Thursday, December 28, 2006

雪山は招くよ


クリスマスも終わって胃ももたれ気味。
少しシェイプアップもしなくちゃ、と思うところで考え浮かぶのはスキー休暇のこと。スキーは見るのもするのも好き。毎年一回はいかなくちゃと思います。出身がスキー場の近くということもあって、子供の頃から慣れ親しんではいたものの、本格的に滑り始めたのはヨーロッパでです。ヨーロッパ・アルプスは雪質も施設もゲレンデもやはりすばらしい。景色も絶品です。
フランクフルトからはアルプスの方まではちょっと遠く、だいたいどこへ行くのも8時間がかりですが、列車で行けるので便利。ハイシーズンには1週間単位での休暇がこちらでは一般的です。
先シーズンにはツェルマットに1週間行きました。ピーカンのマッターホルンがすばらしいでしょう。景色のおすそわけです。
偶然にたくさんの日本人スキーヤーに出会うことができて、数時間でしたが楽しくにぎやかにご一緒させていただきました。こんなにたくさんの日本人の方にスキー場で会うなんて、めったにないことです。やはり日本人に人気のツェルマットだったからでしょうか。楽しく写真を撮り合って、カメラを持ってなかった私にもわけてくださいました。ふたたび感謝です。
いい天気の日に、広大なゲレンデに立ち、新鮮な空気を吸うのは、幸せな気分です。スキーヤーならずとも、山の自然が好きな人にはわかりますよね。

Sunday, December 24, 2006

Heilige Nacht 聖夜


ドイツでの窓飾りは、こんな感じ。
普通のオレンジ系の色した電球一色で、ずっと点いたまんま、点いたり消えたりはしない。
近頃はアメリカの影響で、いろんな色のがピカピカしたりするのも見るようになりましたが。
うちでもバルコニーの手すりのところにちょっと飾りをつけました。暗い冬が、クリスマスの飾りでにぎやかになり、気持ちが和みます。
今日は青空で日も射したいい天気でした。お散歩に出たあと、ゆっくりケーキを焼いたり、聖夜のお食事の準備をして、静かに過ごしました。

Saturday, December 23, 2006

Frohe Weihnachten





クリスマス・ツリーというものはここでは本来12月24日の日に手に入れるものらしい。24日におとうさんなりが家に担いで持って来るのが習慣だったようです。そして聖夜にはじめて飾りつけをして、火を点すことになります。昔はほんとのろうそくを使ったそうで、もみの木の枝が少しこげたりしていい匂いがしたそうです。と、いうわけで、昨日今日もこのように、街中でもみの木が売られていました。お店とかはこれからみんな閉まります。家族で過ごすのが一般的なので、みんな家へ帰っていきます。

Merry Christmas!

Friday, December 22, 2006

クリスマス市の模様




暖冬です、今のところ。
全く雪の気配もなく、気温も5度くらい。
クリスマス市に行っても、定番のホットなグリューワインなんか飲む気にならない、などと言ってます。ウィンター・スポーツのファンとしては、少し心配なところもあります。どこも雪がなくて、競技の日程も折り合いがつかなくなっているようです。年末恒例のジャンプ週間なんか、どうなるんでしょう。
1月にはスキー休暇にも行こうと思っているのに。今シーズンは高度の高いスキーリゾートを選んで予約しました。その頃までは雪も少しは降ってくれるかなあ。
初めてここで経験した冬は1984・85年でしたが、その冬は零下17度にもなり、わあさすが寒いわと思ったものでした。マイン河も半分凍りかけたし。毛糸の手袋なんかしてても全然手があったかくならなくて、網目を通って寒さがはいりこんでくるような感じでした。それでウールの裏付きの皮手袋を購入したのでしたっけ。
建物の中は快適に暖かいので、外は寒くてもあまり苦にはならないのでした。
年配のご婦人方はロングの毛皮のコートで外出します。おしゃれではなく、必需品だったのでしょう。今も良くここでは見かけます。実用品として、黒いミンクが主流。

Wednesday, December 20, 2006

フランクフルトのクリスマス・ツリー

本日から2週間近くのクリスマス休暇に入っております。
どこかに出かける予定もなく、久々のゆっくりした時をうちで過ごすことになります。家事とか、やっておかねばならないことがたまっているので、これをこなすよい機会ではあります。読もうと思って積んでいた雑誌などにも手をつけられるでしょう。って皆さんそう思うのでしょうけど、なかなか簡単にはいかないのかな。
今日から1月1日まで、さて、どれだけのことができるでしょうか。
休もうと思っていたわけではなく、半ば強制的に休日の消化をせまられた形なので、昨日までたくさん働きましたよ。こういうのって仕事の密度は結果として高くなりますよね。ぎゅうぎゅう働いて、その後休んだ分は就業してないことになるわけだから。
日本に居た時の働き方とはだいぶ違うように感じます。もっとも20年前とは経済事情が全く違うから、単純比較はできないのかもしれませんけど。
クリスマスがお正月より大事な祭日なので、新年は2日から普通の日でみんな仕事に出ます。これは慣れるまで結構驚きでした。
今日は街の中心部にあるクリスマス市に出かけてみました。買うような物はないんですが、比べて言えば初市のようなものですか、伝統と習慣として無いと寂しいようなイベントです。旧市庁舎の前に大きなクリスマスツリーが飾られて、多くの出店が並びます。グリューワインという、スパイスの効いた甘口のあたたかいアルコール飲料がおきまりの冬の野外の飲み物です。食べ物の方は、ジャガイモのお焼き。りんごのムースと一緒に食べるの。一年に一回は食べたいかな。

Friday, December 08, 2006

Christmas Illumination in Shinjuku








新宿はよく出掛けた街でした。今でも一番お買い物しやすい街かもしれない。
この20年近くの間にずいぶん変わりましたけど。
南口のクリスマス・イルミネーションがきれいでした。
久し振りに質の高いショッピングが楽しめたという気がします。日本のアクセサリーがとてもかわいい。デザインが良くて、手の届くお値段。お洋服も日本人の体形にぴったりきます。昔よりサイズもやや大きめになっているのでしょうか、サイズ選びも問題なし。
ドイツではすごく小柄な人からとっても大柄な人までいろいろいらっしゃるので、サイズはXSからXXXLくらいまでたくさん揃っています。でも、ラインというか体形が東洋人にはしっくりこないのです。たとえば、ジャケットだったら、胸の大きさとかふくらんでいるところの位置が合わない。パンツだったら、長さは詰めることができても、腰の横の張りがありすぎるとか。
これがイタリアとかフランスだと、また違うのですけど。小柄な人が素敵に見えるデザインがあるように思います。ドイツはどうもやぼったいです。
またすぐ日本にお買い物に来たいわ。働かなくっちゃ。

Thursday, December 07, 2006

Mont Blanc

モンブランというお菓子が実は大好きです。
なのに、ここドイツでは全く見かけません。知られてもいません。栗はあるのですが、それで甘いお菓子を作るという考えがこの国にはないようです。
一時自分で作ろうとかなりがんぱりましたが、思うよな味に到達することができず、いつしか悲しくあきらめました。
日本で売ってるむき栗も好きで、少しお土産に買って帰ってドイツ人にあげたら、すごく感動したようすでした。ここでは売ってないのよね。
まわりの国ではモンブラン、普通にあるのになんでドイツにはないのでしょう。ベルギー、オーストリア、フランス、北イタリア、スイスと、どこでも見たのに。
さて、日本ではもちろん、食べましたよ。銀座はプランタンのアンジェリーナまで出向きました。
なぜ、ヨーロッパから来てまで、アンジェリーナのモンブランを食べることになるんでしょうね。なかなかフランスにも行けませんし。
11月末にしては暖かで、お天気もよくて、充分銀座のお散歩をしました。
クリスマスの飾りつけもそろそろ始まってますね。
ヨーロッパと比べると日が長いし空も明るいし、うれしくなります。東京あたりは寒すぎることもなく、11月12月って、いい季節だと思います。

Sunday, December 03, 2006

Omotesando in Tokyo


おしゃれな表参道。
お散歩したりお買い物したりするのにとっても好きな街。
今みたいに、たまーに出てきて効率的に買出しをしていこう、という意図にはあまり向かないんですけれど、天気のいい時にぶらぶらするのには最高。しゃれたお店がぽつんぽつんとあるので、ゆっくり見られたらいいなあと思うのですが。
ここで久し振りに日本の美容院にも行きました。日本人の髪は日本人の美容師さんにやっていただくと安心です。
青山同潤会アパートの後に表参道ヒルズなんてのができてて、大きなショッピングモールですねえ。
金曜日だったけれど、なかなかすごい人。これはとても全部見ている時間がありませんでした。 もちろんお店もおしゃれで高級な感じなのですが、この真ん中が吹き抜けで、まわりをスロープ状に回廊がまわってる設計が、フランクフルトの中心部にあるツァイル・ギャラリーに似ています。フランクフルトのはもっと小さいし、入ってるお店もきわめてカジュアルですが。
東京はまだ紅葉が始まったばかりというところだったのですね。やっぱり東北地方よりはかなり遅いようです。秋の日差しが穏やかに振り注いでいました。

Friday, December 01, 2006

神田明神


東京は下町なんてすごく久し振りです。
神田の明神さまの門前にある茶店は昔ながらの風情がありました。おそまきながら七五三の参拝客もあって、小さい子の着物姿がかわいい。
茶店でいただいた甘酒がおいしかった。ところてんなんていう珍しいものもおいてあるんですね。子供の頃食べたきりだわ。あの頃は夏に売りに来たりしてたんでしたっけ。
境内では結婚式の記念写真が撮られていました。お天気に恵まれてよかったですね。
近くの湯島天神の方では、菊の花展が開催されてました。いなかで小さい頃、祖父母に連れていかれた菊人形展を思い出しました。
その後浅草の浅草寺にお参りして仲見世でお買い物。前にはとんと興味がなかったのに、今回は鼈甲のかんざしなどにひかれる私ってなんでしょう。

Thursday, November 30, 2006

Urlaub in Japan

In Urlaub habe ich einige Zeit in Japan verbracht.
Das war ein Mittagsessen in Tokio, wobei man ganz verschiedene japanische Kostbarkeiten auf einer Tablette genießen kann. Die Menge ist bescheiden aber die Vielfältigkeit und der Geschmack ist wunderbar. Japaner essen sowieso nicht sehr viel, jedoch ist die Qualität des Essens wichtig. Auch das schöne Aussehen auf dem Tisch kann man mit genießen.

美しいお昼のご膳。さすが目も楽しませてくれます。こういうのはいかにも日本ですね。

Wednesday, November 29, 2006

日本で休暇してました



ああ、楽しかった、久し振りの日本での2週間。
2年振りともなると、あれもこれもしたい見たい買いたい食べたいと、あっという間でした。
いなかの紅葉は北の方なので、もうおしまいという感じでしたが、それでもきれい!
新幹線に揺られながら、途中の山々のすそが美しく彩られているのに目を奪われていました。
いなかに着いたら、庭先の楓やどうだんが赤くなっているのが鮮やか。20年近く離れていると、こういう赤が珍しいと感じてしまうのでした。山茶花なんかも咲いていて、いいなあ。
ドイツよりもやや暖かで湿度も高いのが、この時期心地よいですね。暗くなるのもドイツより遅いし。だからいつも、11月にはドイツを抜け出したいと思っていまして、今年は成功しました。
11月、12月は天気もいいですよね、日本は。
いなかや東京で時間を割いてお付き合いくださった方々、ありがとうございました。おかげさまで、とても楽しい休暇でした。
どっさり買い込んだもので、スーツケース2つにぎっしりの荷物になり、合わせてなんと50キロ(!)あったの。これで帰便に乗れるか、正直言ってすごく不安でした。案の定、超過のことは指摘されましたが、ラッキーなことに結局乗れました。たくさんの方々によくしていただいたお蔭です、ほんと。

Sunday, November 12, 2006

フランクフルター・グリューネソ-ス

日本に行く前に、地元のご馳走をたべておこうということで、またまたご贔屓のアップルワイン・レストランへ。お料理もさることながら、お酒が大事なわけで…
これだけは地元でないと飲めないので。
このあたりの名物というか、ま、独特のお料理がグリューネソース。たくさんのハーブをこまかく刻んで、サワークリームやヨーグルトで調味した、とろっとした緑色のソースです。ゆで卵と塩茹でおじゃがと付け合せるのが伝統的な食べ方のようです。
他にも、ゆでたお肉にあわせたり、めずらしいところではシュニッツェルにそえたりもします。こってり、さっぱりで、おいしい。ご馳走というよりも、どちらかといえばつつましい食事ですけど。もちろん、アップルワインとも良く合います。

ブログの型のベータ版にようやく日本語が取り入れられました。よかった、日本語になって。

Saturday, November 11, 2006

フランクフルト、ご近所の風景

要領悪いせいか雑事に追われて、息抜きのブログどころではなかったこの頃でした。
もうすぐ日本での休暇に入るため、休暇準備ストレスとでもいうようなものにもおそわれています。自分ひとりでこんなんじゃ、子供のいる家族はさぞかしたいへんでしょう。
大事なところは押さえたと思うものの、うっかり手をまわしそこねたこともあり、あとは神だのみ、みたいな。
仕事上は今年かなりきつくて、いつでも山ほどやることあるけど、休暇の消化も今年中にと要求されてるので、これもうまく取らなくちゃならないから、相まってストレス状態になったのでした。
ま、ともあれ健康でいられるだけありがたいことですよね。

日本にしばらく行くとなると、現在のご近所の風景でも載せておきましょう。ここでは見慣れている、ごく普通の住居用建物です。
下はいわゆるアルテバオと呼ばれる、戦前からの建物です。百年からもつ頑丈な石作りの建物です。戦火をのがれて生き残った数少ない建造物というわけです。もちろん、建物の中はきれいに整備されて現代の生活に必要な設備は整っています。しかし、この外側の美しい装飾は昨今のビルには見られないですよね。そんなことしてたら、建築費が跳ね上がってしまうでしょう。
天井の高さも3mくらいあって、ゆったりしたつくりです。お隣りの戦後建築と比べると、階の高さが全然違ってるのがわかります。

Sunday, October 29, 2006

10月の秋空と冬時間


今朝の早朝3時に時間が冬時間になりました。
時計が1時間遅れます、つまり1時間長く眠れます。
ここではみんな何十年も夏冬時間調整を経験しているのに、いつも針を早めるのか遅らせるのか、わからなくなっているみたいです。いい加減なものです。
最近は電波時計があるので、少しは手間が抜けるようになってますが。
ブログを始めてちょうど半年経ちました。夏時間になったばかりの時に取った、ご近所の同じ風景を、今写してみました。木々の葉っぱが色づいております。ベランダには菊の鉢が並んでいます。
このところマイルドな日々が続いていて、今日の気温は19度くらい。朝は曇っていたけれど、午後になって日が差しています。
フランクフルトでは本日、市民マラソンが開催されています。ケニヤの人が今さっき優勝したところです。
マラソン人気は日本ほどではなく、放送のしかたもあんまりこなれてない感じ。有名なランナーが来ていないので、しかたないかもしれないけど。

Friday, October 27, 2006

Roast Beef

この前の週末、お客様するのでローストビーフをつくりました。
付け合せはポテトグラタンとラタトゥユ。
美しいうっすらピンクの、我ながら上出来のローストビーフになったのでここにのっけましょう。
2キロ以上あったお肉を5人してあらかた平らげてしまったってすごい。
前菜のサラダもあったし、メインの後にはチーズも甘いデザートもあったのに、さすがヨーロッパ人は食べるわ。
ワインも何本いったか、気持ちよいくらいに空いていきます。その前にスパークリング・ワイン(ドイツではゼクトと言います。)も開けたんだったわ。
こういう、素人自慢も平気で載せられるのがブログのいいところですねっ。

Tuesday, October 24, 2006

ドイツの紅葉、あまりきれいじゃないんです


こちらでの紅葉はあまりきれいにならないのです。鮮やかな赤を彩るもみじが無いように思います。黄色いのと茶色っぽいのがおおくて、目にあざやかな秋景色というふうにはならないのですねえ。それでも、ああ秋だなあという変化はありますが。
やけくそ気味に、日本の紅葉の写真を探してのっけてみましたです。これで自分の目を楽しませようということで。紅葉はカナダか日本ですよね。
ドイツ人に見せてやりたいです、全く。こんなの見たことないだろう、って。秋も季節としては短くて、あっという間に冬が来ます。四季豊かな日本とは違って、春と秋はないようなもんです。
もうすぐ休暇を取ってお里帰りをする予定を立てていまして、もう心はすっかり日本に。

Hi meine Freunde,
es ist schon Herbst geworden und damit sind die Baeume schoen gefaerbt. Aber solchen wunderschoenen Blick wie in diesem Foto kann man hier in Deutschland kaum sehen. Das ist echt japanischer Herbst. Ah..... heimweh, weil ich bald einen Heimaturlaub haben werde.

Monday, October 23, 2006

秋も深まって

今日は車のタイヤを冬タイヤに交換しました。ついこの間夏のにしたばかりのような気がするのに、早いものです。去年の9月から約13ヶ月間に12630キロ走行しました。別に遠出をしたつもりもないのに、結構いくもんです。
このブログの型の新しいベータ版が出たというので、便利そうなのでつい深く考えもせず、先日ベータ版に変更してしまいました。そしたら、全部英語なのねー。もとにもどせないそうなので、早く日本語版が出るのを待つばかりです。

Sunday, October 15, 2006

Holzhausenpark

秋も深まってきました。
今日は気温18度くらい、お天気晴れ。
近所のホルツハウゼン公園も子供連れなどで賑わう秋日和でした。
昔の貴族の所有地が公園になっていて、邸宅は公の集会所などに利用されています。借りて、パーティーなんかもできるようです。
噴水のあるお堀にかこまれた瀟洒なお城なんかに住んでらしたのね。こんなところに住んでたら、夏場は蚊がわいて悩まされないかしら、なんて心配を巡らす私でした。
蚊とか虫って、場所によって全く違う種別のものがいるらしく、虫よけスプレーなども、外国から持ってくると効かなかったりするそうです。
こちらの蚊には私はびくともしません。主人はさされて腫れ上がっても、私は赤くもかゆくもならないの。

Friday, October 13, 2006

Grünkohl グリュンコールと粗引きソーセージ


食べ物づいているうちにもう一弾。
北ドイツで一般的な秋冬の野菜料理、グリュンコール、つまり緑のキャベツってことですか。
これは丸いというより細長いかたちで、濃い緑色の縮れた葉を大きくつけます。
味も匂いも、くせのあるキャベツだけれども、調理にはすごく長く時間がかかります。
よーく洗って細かく刻んで、ことことと煮込みます。
濃い目に塩味に調味して、粗引きソーセージなどと付け合せます。
じゃがいもはドイツでは主食として常に大事。(アイルランドではもっと大事かもしれない。)
これは、うちの本日の夕食になりました。なに、冷凍ものを使ったんですけどね。
いかにも滋養のありそうな野菜でしょ。

Sunday, October 08, 2006

悩めるドイツ暮らし

18年も暮らしてるのに、いまだに悩まされるドイツ生活。 今朝、鮮やかな悪夢で目が覚めました。中学の同級生やら前の職場の同僚やら大勢の出演で、内容といえば…
ドイツ人と会議に出てて各自仕事を言い渡されるのですが、自分ひとりだけ何を要求されてるのかさっぱりわからない、という状況に。日本人の知り合いたちはみな親切なのだけれど、その人達を相手に何をしろと言ってるのか、ドイツ人の言ってることが理解できてなくて困ったなあ、こんなんじゃやってけないなあ、と思ってる夢でした。
現実の不安が夢となっているんだわ、まったく。
学生してた時も、授業が半分くらいわからなかったこともあったけど、これは別に誰にも迷惑がかからないからまあよし、としてました。
でも今はドイツ人と同じレベルで雇われてて、さっぱりわかりませんとも言ってられないだろうと思うわけです。さっぱりわからないわけではないけれどさ、ドイツで生まれ育った人みたいにはいきません。
しかし、こういう外国人を平気で大卒として採用する懐の深さには感心せずにはいられませんね。

週末にはそういうこと忘れておいしいものでも食べましょう。 普段の日には実に簡単で質素な夕食をいただいているので、週末になると主人も、もちょっとたっぷりうまいもの食べたいとも言うし。確かに週日は帰ってから手の込んだご飯なんて気力が…。それに、あなた、食べ過ぎないようにしたいって言ったじゃないの。
そういうことで、よく休日には洋風のこってりお料理をつくります。これはきのう、おなか一杯になるまでおかわりしつつ食べた夕食メニュー。
ローストポーク、アプリコット・ソース
ローストした玉ねぎ
プロッコリのにんにくバターいため
アイルランド風マッシュト・ポテト(緑色のわけぎが入ってます)

Saturday, October 07, 2006

Buchmesse in Frankfurt

フランクフルトは大きな見本市会場のある市で、度々世界規模の見本市(独語でメッセ)が開かれます。そうするとその期間ホテルは満杯になり、もちろん値段も見本市価格になり、えらく高くなります。
65万人の都市に急に人が増えるのだから、そりゃあ一千万都市とは違いますよ。ガストロノミーやタクシーやお土産屋は稼ぎ時といえます。
メッセ会場はすごく広くて立派です。写真を載せておきましょう。
いま本の見本市(ブックメッセ)が開かれていて、明日が最終日です。水曜に行った人の話によると、すごい人出だったそうで。

Tuesday, October 03, 2006

ドイツ再統一の祝日

本日は東西ドイツが再統一されたのを祝する祭日です。 お休みでした。
記念にドイツのビールの写真にしましょう。色やグラスの種類もさまざまで、きれいな写真をみつけたので。
今日は日中の最高気温は15度、お天気は雨。
ゆっくり起きてのんびり家で過ごしました。
ほんとはサイクリングにでも行けばよいのにね、普段運動しないんだから。
1週間ほど前に実は自転車を手に入れました。初めての大人用自分の自転車です。高校生の時以来、自転車持ってなかったのです。
サドルが高くて、足が地にしっかり届かないのが慣れないところ。これでも枠の高さが低いのを選んだのに。足短いんだね、なんて言われたりしながら。
これで交通量の激しい道に出ていくのは、結構不安だったりして。それでも自転車専用レーンがあったり、緑の公園の中とかは気持ちよく走れます。

Monday, October 02, 2006

こういうおうち、かわいいでしょう


早いものでもう10月。
きょうは雨が降りました。秋らしくなってきたなあ。暗くなるのも早くなったし。
この前の金曜日には友人の結婚式にお呼ばれしました。ドイツ人とイギリス人のカップルで、住んでいる所は香港という、これまたカルチュラル・ミックスな状況。
新婦の国で結婚ということで、イギリスからはたくさんの親戚や友人が訪れました。
ここにいる間に、思い切りドイツの食べ物、飲み物を楽しんでいこうという心積もりなのでしょう、48時間スケジュールを盛り込んでましたね。
例によって、アップルワインのレストランも欠かせず、土曜にもみんなで集合。
私たちの座ったテーブルにはイギリスからの一行が同席していました。
イギリス人の会話のセンスはやっぱりドイツ人とはちょっと違う。お酒が入ると大声でうるさくなり、ガハハとあたりかまわず笑う。ドイツ人はもそっと節操があるような気が。
でもね、これが気がおけないんだ。英語でのバカ話の方がラクだし、笑える。自分がおばかでいていいってところが、生まれ育った日本のセンスに近いんだと思う。
イギリスのユーモアとアクセントが心地よかった。

Sunday, October 01, 2006

Get It On


At the weekend of Marc's birthday I'm listening to "Get It On" of T.Rex. The sound is timeless groovy and sexy. And look at the words he used in the lyrics.

You're dirty and sweet, and you're my girl.

Well you're built like a car,

You got a hubcap,

Diamond star halo.

You're built like a car, Oh yeah.

Fantastic! God bless Internet era and YouTube, I can see his performance here.

ミッキー・フィンとのツーショット。ここでMarcの着てるTシャツかわいい。大概きちんとジャケットをはおっているのはイギリス風だなあと思います。目の下のキラキラといい、ラメ使いのファッションとか、独創的でした。何しろグラムロックの創始者ですもの。

時を越えて今でもグルービーでセクシーな Get It On を聴いております。これはアメリカでも Bang A Gong のタイトルでTOP10入りしました。でも、ゲリロンの方がかっこいいよね。パフォーマンスへのリンク、上に貼っときます!

エルトン・ジョンも参加。彼も一時ギラギラのとんぼめがねや厚底ブーツで、グラムロックの一員とみなされてました。しかし、そういうのとは一線を画すボランとデビット・ボウイのグラム・ファッションは、奇抜であっても美しかったと思います。

Saturday, September 30, 2006

Happy Birthday, Marc



Happy Birthday, Marc Bolan.

If you have lived, you would become 59 yeard old today.

今日はMarcの誕生日なのでした。59歳になったはず。ストーンズのメンバーとかより若いし、フレディ・マーキュリーよりもひとつ年下。早くに亡くなってしまったので、もっとずっと年取ってるような錯覚をしてしまいますが、生きていてくれたらまだ今もコンサートとかしてくれたかもしれないのよね。

フォーリーブスだって再結成して活動しているというのに。(こんなところで比較はできないだろうっつうに。)いや、だって、教えてもらってはじめて知ったので。(8月12日のコメント参照)

9月は忙しいです。Marcの命日だし、自分の誕生日も入ってるし、仕事も山場の時期で、Marcの誕生日もある。来年ロンドンに行けるかしら。

Sunday, September 24, 2006

Sunday Breakfast

今週はずっと週末も含めていい秋晴れの日々が続きました。雨もなし、日中の最高気温は26-7度くらい。天気予報もはずれたんです。みんなびっくりのいい天気でした。
こういう陽気のいいお休みの日に、窓を大きく明けはなして遅い朝食をのんびりいただくと、しあわせを感じます。
うちの週末の朝食のテーブルでございます。時間的にはほとんど昼食時ですが。(花はいつもあるわけではございません。)週末の朝食はいつも主人の好みのスタイルで、洋風。
飲み物はコーヒーではなく、紅茶。たっぷりおかずのある、イギリスとドイツのあいの子のような内容といえるかしら。これにゆで卵とかオムレツとか、卵料理が加わります。
最初の頃はこういうのがどうも脂っこく感じられて、日本のお味噌汁とお漬物などのあっさりした朝ご飯が欲しかったのですが、もう慣れました。
日本では、サラダとかスープも朝ごはんのイメージありますけど、こちらでは朝にサラダなんてだーれも思いつかないミスマッチ。
朝にフレッシュなお野菜とかいいと思うんですけどね。うちではせめて果物を少々週日の朝にいただくことにしています。

Saturday, September 23, 2006

Wasserburg in Bad Vilbel

郊外のBad Vilbelで、小さなワイン祭りがありまして、友人たちと訪れました。
ヴァッサーブルク城址の中庭にいすとテーブルが出され、様々なワインの屋台が並びます。思い思いに試飲しながら、ライブの音楽などを楽しむといった趣向です。
食べ物は、どうってことないいつもお決まりのソーセージやらシュニッツェル、じゃがいものお焼きなどなど。
みんなガンガン飲んでます。さすがアルコールに強いですね、ゲルマン民族。
8月は涼しかったけれど、9月は再び暖かくなってお天気も良く、この日も遅くまで外に座って初秋の宵を楽しむことができました。
ヨーロッパではワインはあたりまえに食卓に並ぶ食中酒。手ごろなお値段でおいしいワインが飲める環境はうれしい。日頃飲みつけることによって、いつのまにか味もわかるようになってくるものです。ワインの知識など仕入れたわけではないけれど、自分がどんなワインを好きかはしっかりわかってきますね。

Sunday, September 17, 2006

Tribute to Marc Bolan



Um mich für die netten Kommentare aus deutschem Freundkreis zu bedanken, versuche ich Einträge ab und zu auf Deutsch zu machen. O.K. ja, das ist nicht meine Muttersprache, wenn ihr Absätze nicht versteht, sind eure Anweise willkommen. (ha ha)
Weitere Tribute zu Marc Bolan, der in 1977 ums Leben gekommen ist.
Ich finde das Titelfoto 2007 Kalender von Marc sehr hübsch.
Hey, wir verstehen die Ironie von der Ansage des Moderators…. Videoclip von Telegram Sam: http://www.youtube.com/w/T.-Rex%2C-%22Telegram-Sam%22?v=3Yp1CbepS5Y

上記のビデオクリップで司会者が述べていることが皮肉なのです。これ、ドイツの当時の音楽番組ですが。「Tレックスが自動車事故で亡くなったという噂が流れたようですが、とんでもないデマです。彼らはピンピンしていますよ。その証拠にBBCからの中継です。どうぞ」 ……

Saturday, September 16, 2006

On the 29th memorial day of Marc Bolan



As today 16th September is the Marc's memorial day, I'd like to pay a tribute to him.
I was thinking seriously to go to London to join the series of events there together with all the fans. Well it didn't happen. But here I am listening to him music and I'll wear his T-Shirs on, when I go out tonight.
Actually next year is the 30th anniversary since his death in 1977. I certainly love to go to London next year in September. Who would join me? We have to plan.

今日はMarcの命日なので、追悼の意をこめて彼の音楽を聴き、彼のTシャツを着て外出いたしましょう。
ほんとはロンドンでの一連のイベントに、他のファンの方達と一緒に参加したいくらいだったのに、今年は叶いませんでした。来年は30周年なのでがんばって実現するよう今から努力します。誰か一緒に行きません?
NHKのBSが先週T.Rexの72年のライブ・コンサートを放映したみたいですが、若い方にも知ってもらいたいです。中年でも、当時MTVとか無かったから、動画を見てない人は多いと思います。
ビデオクリップへのリンクをひとつ。そしてもひとつ

Tuesday, September 12, 2006

ローマ法王がドイツを訪問

カトリックの最高峰、ローマ法王ベネディクト16世がこの週末、生まれ故郷のバイエルン州を訪れました。
ドイツ人わりと誇りに思ってるみたい。
約500年ぶりにドイツ人が法王の座についたこと。
ミュンヘンでのミサには、メッセ会場に25万人が集まったとか。
バイエルンは保守的なカトリックの色濃い地域です。訪問は熱狂的に迎えられました。この写真にもバイエルン州の青と白の旗がたくさん振られている様子が。
法王の生家は観光客がひっきりなしに訪れるので、一般人が普通に暮らしていくことが不可能になって、結局教会が買い取って管理していくことになったようです。
この法王様、なかなか感じがいいと思っております。真摯な感じがして。
9月11日はNYのWTCビルのテロから5年でしたね。

Sunday, September 10, 2006

お天気盛り返したドイツ、プラムの季節


先週はお天気持ち直して気温も少し上がりました。28度を超えた日もあり、まだ夏が続くようで個人的にはうれしかったのです。ノースリーブで出掛けられるような気候が好きなもので。
この週末も抜けるような青空が臨めました。
フランクフルトの街中には、このような古い城壁の跡が残っております。中世には市も城壁で守られていたのですね。深夜に出入りするには、決められた城門で門番に戸を開けてもらわなければならなかったということです。近世くらいまでそうだったようです。


9月に入ってZwetschgenと呼ばれる、小振りのすももが出回るようになりました。地元の果物ですね。
いつもは友人のお庭に生ったものをいただいていたのですが、残念ながらこの木が朽ちてしまい、今年はスーパーで求めました。旬には安いものですけど。
これを単純に半分に切って種を取り、タネの上に並べてプラムケーキを焼きました。お店にもこんなのが一斉に並ぶようになります。ドイツには、旬のものを旬にいただくという習慣がまだまだ残っています。

Saturday, September 09, 2006

The Proms and the Great Britain

本日はThe Promsと呼ばれるイギリスでの8週間に及ぶクラシック・コンサートの最終日でした。
テレビでの生中継があったので見ました。いいなあ、盛り上がってて。
ハイドパークで参加している民衆の中に居てみたい。しかしこの催し、イギリスでは異常に人気があるようで、チケットを取るのは簡単ではないようです。
プロムがどういうものなのかは、Wikiで見るとわかりやすいかも。 リンクはhttp://en.wikipedia.org/wiki/The_Proms
サイト左側に日本語へのリンクもあります。
はやく言えば、労働者階級のためのクラシックコンサートってところでしょうか。音楽聴いてる間に動いたり、飲んだり食べたり、タバコ吸ったりも許されるという、肩肘はらないもので。
ロンドンのロイヤル・アルバートホールを中心として、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの各地からライブの参加があって、大英帝国総動員してやってるぞって仕掛けでした。
どうもイギリス英語のアクセントに弱いわたくし。
なんだか、映画「Fish called Wanda」のワンダさんみたいでしょ。母音がほとんど消えてしまって、子音が鮮やかに発音される、あのイギリス英語を聞くと、なんだかくらっとしてしまう。もちろん、コックニーとか、よくわからない下町訛りもありますけど。
最終日のコンサートでも指揮者がかなり長い時間トークをしましたが、ユーモアたっぷりでさすがイギリスと感動しておりましたです。
首相のTony Blair氏が来年には退陣すると発表しましたが、実はこの人のことも好き。スマートな話振りには、政治そっちのけでいつも感心していました。優雅に紅茶をたしなむ様もいいですねえ。

Sunday, September 03, 2006

Engelstrompete 天使のトランペット

友人が勧めるので、Engelstrompete(天使のトランペット)という名の植物をこの春購入しまして、ベランダに置いてみました。
何に惹かれたかというと、暗くなってくると、何とも言えない馥郁としたよい香りを放つと、友人が言うもので、ベランダに芳香のあるお花があったらいいなと思って。
ほんとでした。明るいうちはそれほど匂わないのに、夜になると、すごーくいい香り。それに次から次へとお花が咲いてくれて、とってもいい子。
夏の夜に、ベランダのいすにゆっくり腰掛けてビールやダイジェスティブの飲み物をいただいていると、芳香が漂ってきていい気分でございました。
ただ、気温が高い方がいいようで、このところ涼しい日ばかりでかわいそう。ひと頃の元気がやや下降気味。
だって、今日も日中の最高気温は22度くらいですよ。一時ヒーターを入れたいくらいの日もありました。もう、日本の夏が恋しいよ。30度くらいの夏の方が元気出ます。

Saturday, September 02, 2006

夏も終わりに近づいてコンサートシーズンの始まり



8月31日にはフランクフルトの旧オペラ座でもコンサート・シーズンに入りました。
初日の室内楽コンサートのチケットを偶然いただいたので、喜んで行ってきたところです。
夕方8時にこちらではだいたい催し物は始まります。皆さん、一度家に帰ってシャワーなどを浴び、軽食を取ったりして、それから夜の装いに着替えてお出かけします。(東京ではそうは行きませんでしたね、時間的にも距離的にも。)
夏場はみんな夏休みってことで、コンサートも3ヶ月くらいお休みになってしまいます。ついでに言えば、サッカーもそうです。6月7月の2ヶ月ほど、ドイツのブンデスリーガの試合はありません。サッカーもコンサートも冬場がシーズンということで。
だから、コンサートの初日に出掛けるということは、夏も終わりということに思いいたります。なんというこった。8時ちょっと前で、まだこの程度に明るいのは救いですが。

Wednesday, August 30, 2006

ふるさと アイルランド


ほぼ毎年訪れているせいで、地元に馴染みになってきたし、実際の親戚もいるわけで、まるでほんとのふるさとのように感じられるアイルランド。この土地に愛着が湧いてきたということもありますが、この地のふるさと度の高さのせいもあると思います。
いかにも田舎然とした、帰ってくる地というか。
酪農の牧草地が広がっているだけの何も無い素朴さ。人々の気取りのない親切さ、質素な食べ物、敬虔な信仰心など、純朴な父母の愛を思わせるものがあります。
アイリッシュ系アメリカ人にとっても、ここは心のふるさとでしょう、イメージとして。
毎週日曜には教会に出掛け、教会は地域の社会交流の場のようなものです。子供の数が比較的多いので、家族や親戚が大きくなり、ひいては結婚、葬式、出産などの行事が目白押しとなります。
今回は結婚式にもお呼ばれしていました。
おなじみの親戚や近所の人たちの顔が並び、それに結婚相手の親戚や友人が加わり、たいそうな人数です。平均的な招待者数は200人程度とのことです。
主人に言わせれば、結婚式も葬式もアイルランドではおんなじようなもんだそうで。違いは、葬式では酔っ払いの数が一人少ないことだそうです。