Sunday, December 31, 2006

Silvester 大晦日

今年も大晦日となりました。
ドイツでは年の明ける午前零時ちょっと前からカウントダウンし、零時になったところで花火が上げられます。どうも普段しろうとが花火をあげるのは禁止されているらしくて、この新年の最初の30分間だけ解禁なのだそうです。
こちらでは花火というと大晦日のイメージで、日本でのように夏の風物詩ではないですね。きれいですけれども、ねずみ花火のようなのもあって表を歩くのはやや恐い気も。とりたてて事故が起きているとはききませんが。
大晦日には知り合いや友人たちと楽しくパーティーで暮れて、新年をにぎやかに迎えるという感じです。おごそかな日本の除夜の鐘などの印象とは大違い。なんだかクリスマスと大晦日の過ごし方が逆になってるみたいです。

日本では時差のせいで、もう年が明けてますね。
皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいますように。
新しい年が皆様にとって一層清麗で意義のある年になりますように。

Saturday, December 30, 2006

Ischgl



去年行ったのはオーストリアのイシュクルというスキー・リゾート。
すごーく広くて大好きなスキー場。広くて変化に富んだ、難しいスロープもあるスキー場が好きなんです。ここは若い人も多くて、スノポの人もだいぶ多いです。でも、カービング・テクニックが発達してからは、2本の板に乗るスキーの方がフレキシブルに遊べると思うんですが。
アプレスキーはがんがんのパーティーになって音楽も旬のが大きくかけられて、若向きかなあ。外にアイスバーもできるし。
あんまりうるさくないようなところに宿を取って、サウナとかでゆっくりするのが私は好み。時間をかけて夕食を楽しんで、それから食後酒もいただいて、明日のために早めに休むっていう毎日。
サウナに毎日行くと、だいたい同じような顔ぶれが同じような時間帯に来てて、馴染みになってくるとお互い話をするようになるのですが、いいおっさんたちが結構自慢話やあからさまなホラを吹いたりするのがおかしかった。どこの国でも子供っぽいかわいいおっさんたちがいるのね。

Friday, December 29, 2006

Cortina d'Ampezzo



おととしスキー休暇に行ったのは、北イタリアというか南チロルというか、コルティナ・ダンペッツォという所。1956年に冬季オリンピックが開催された、名の知れたスキーリゾートです。日本の猪谷千春氏が、アルペンスキーの回転競技で銀メダルを獲得した記念すべき大会でした。猪谷氏は現在でも日本人で唯一のアルペン競技メダリスト。
びっくりしたのは、この日本人少しドイツ語しゃべるよ、と地元の人に紹介されたら早速に、チハル・イガヤはどうしてると訊かれたこと。どうしてると言われても、そんな勉強不足で…
今はIOC副会長をなさっているそうです。(ウィキで調べました。)
ここでは、女子のワールドカップ競技を生で見ました。スーパーGだったと思います。高速レースを直に見ると、選手の滑りの安定してることといったら。あんなにぶっ飛ばしてるのに、全く平気。でこぼこ、カーブもものともせず、ターッと突っ走っていきます。
滑走コースも長くてすばらしい。
ホテルでは毎晩手を変え品を変えたパスタが出されました。夜の楽しみ方はちょっと保守的かしらと思いました。年齢層が高いような。イタリアとは言え、文化的にはチロル地方でドイツ語もかなり通じます。北イタリアは分権独立を望んだくらいですしね。

Thursday, December 28, 2006

雪山は招くよ


クリスマスも終わって胃ももたれ気味。
少しシェイプアップもしなくちゃ、と思うところで考え浮かぶのはスキー休暇のこと。スキーは見るのもするのも好き。毎年一回はいかなくちゃと思います。出身がスキー場の近くということもあって、子供の頃から慣れ親しんではいたものの、本格的に滑り始めたのはヨーロッパでです。ヨーロッパ・アルプスは雪質も施設もゲレンデもやはりすばらしい。景色も絶品です。
フランクフルトからはアルプスの方まではちょっと遠く、だいたいどこへ行くのも8時間がかりですが、列車で行けるので便利。ハイシーズンには1週間単位での休暇がこちらでは一般的です。
先シーズンにはツェルマットに1週間行きました。ピーカンのマッターホルンがすばらしいでしょう。景色のおすそわけです。
偶然にたくさんの日本人スキーヤーに出会うことができて、数時間でしたが楽しくにぎやかにご一緒させていただきました。こんなにたくさんの日本人の方にスキー場で会うなんて、めったにないことです。やはり日本人に人気のツェルマットだったからでしょうか。楽しく写真を撮り合って、カメラを持ってなかった私にもわけてくださいました。ふたたび感謝です。
いい天気の日に、広大なゲレンデに立ち、新鮮な空気を吸うのは、幸せな気分です。スキーヤーならずとも、山の自然が好きな人にはわかりますよね。

Sunday, December 24, 2006

Heilige Nacht 聖夜


ドイツでの窓飾りは、こんな感じ。
普通のオレンジ系の色した電球一色で、ずっと点いたまんま、点いたり消えたりはしない。
近頃はアメリカの影響で、いろんな色のがピカピカしたりするのも見るようになりましたが。
うちでもバルコニーの手すりのところにちょっと飾りをつけました。暗い冬が、クリスマスの飾りでにぎやかになり、気持ちが和みます。
今日は青空で日も射したいい天気でした。お散歩に出たあと、ゆっくりケーキを焼いたり、聖夜のお食事の準備をして、静かに過ごしました。

Saturday, December 23, 2006

Frohe Weihnachten





クリスマス・ツリーというものはここでは本来12月24日の日に手に入れるものらしい。24日におとうさんなりが家に担いで持って来るのが習慣だったようです。そして聖夜にはじめて飾りつけをして、火を点すことになります。昔はほんとのろうそくを使ったそうで、もみの木の枝が少しこげたりしていい匂いがしたそうです。と、いうわけで、昨日今日もこのように、街中でもみの木が売られていました。お店とかはこれからみんな閉まります。家族で過ごすのが一般的なので、みんな家へ帰っていきます。

Merry Christmas!

Friday, December 22, 2006

クリスマス市の模様




暖冬です、今のところ。
全く雪の気配もなく、気温も5度くらい。
クリスマス市に行っても、定番のホットなグリューワインなんか飲む気にならない、などと言ってます。ウィンター・スポーツのファンとしては、少し心配なところもあります。どこも雪がなくて、競技の日程も折り合いがつかなくなっているようです。年末恒例のジャンプ週間なんか、どうなるんでしょう。
1月にはスキー休暇にも行こうと思っているのに。今シーズンは高度の高いスキーリゾートを選んで予約しました。その頃までは雪も少しは降ってくれるかなあ。
初めてここで経験した冬は1984・85年でしたが、その冬は零下17度にもなり、わあさすが寒いわと思ったものでした。マイン河も半分凍りかけたし。毛糸の手袋なんかしてても全然手があったかくならなくて、網目を通って寒さがはいりこんでくるような感じでした。それでウールの裏付きの皮手袋を購入したのでしたっけ。
建物の中は快適に暖かいので、外は寒くてもあまり苦にはならないのでした。
年配のご婦人方はロングの毛皮のコートで外出します。おしゃれではなく、必需品だったのでしょう。今も良くここでは見かけます。実用品として、黒いミンクが主流。

Wednesday, December 20, 2006

フランクフルトのクリスマス・ツリー

本日から2週間近くのクリスマス休暇に入っております。
どこかに出かける予定もなく、久々のゆっくりした時をうちで過ごすことになります。家事とか、やっておかねばならないことがたまっているので、これをこなすよい機会ではあります。読もうと思って積んでいた雑誌などにも手をつけられるでしょう。って皆さんそう思うのでしょうけど、なかなか簡単にはいかないのかな。
今日から1月1日まで、さて、どれだけのことができるでしょうか。
休もうと思っていたわけではなく、半ば強制的に休日の消化をせまられた形なので、昨日までたくさん働きましたよ。こういうのって仕事の密度は結果として高くなりますよね。ぎゅうぎゅう働いて、その後休んだ分は就業してないことになるわけだから。
日本に居た時の働き方とはだいぶ違うように感じます。もっとも20年前とは経済事情が全く違うから、単純比較はできないのかもしれませんけど。
クリスマスがお正月より大事な祭日なので、新年は2日から普通の日でみんな仕事に出ます。これは慣れるまで結構驚きでした。
今日は街の中心部にあるクリスマス市に出かけてみました。買うような物はないんですが、比べて言えば初市のようなものですか、伝統と習慣として無いと寂しいようなイベントです。旧市庁舎の前に大きなクリスマスツリーが飾られて、多くの出店が並びます。グリューワインという、スパイスの効いた甘口のあたたかいアルコール飲料がおきまりの冬の野外の飲み物です。食べ物の方は、ジャガイモのお焼き。りんごのムースと一緒に食べるの。一年に一回は食べたいかな。

Friday, December 08, 2006

Christmas Illumination in Shinjuku








新宿はよく出掛けた街でした。今でも一番お買い物しやすい街かもしれない。
この20年近くの間にずいぶん変わりましたけど。
南口のクリスマス・イルミネーションがきれいでした。
久し振りに質の高いショッピングが楽しめたという気がします。日本のアクセサリーがとてもかわいい。デザインが良くて、手の届くお値段。お洋服も日本人の体形にぴったりきます。昔よりサイズもやや大きめになっているのでしょうか、サイズ選びも問題なし。
ドイツではすごく小柄な人からとっても大柄な人までいろいろいらっしゃるので、サイズはXSからXXXLくらいまでたくさん揃っています。でも、ラインというか体形が東洋人にはしっくりこないのです。たとえば、ジャケットだったら、胸の大きさとかふくらんでいるところの位置が合わない。パンツだったら、長さは詰めることができても、腰の横の張りがありすぎるとか。
これがイタリアとかフランスだと、また違うのですけど。小柄な人が素敵に見えるデザインがあるように思います。ドイツはどうもやぼったいです。
またすぐ日本にお買い物に来たいわ。働かなくっちゃ。

Thursday, December 07, 2006

Mont Blanc

モンブランというお菓子が実は大好きです。
なのに、ここドイツでは全く見かけません。知られてもいません。栗はあるのですが、それで甘いお菓子を作るという考えがこの国にはないようです。
一時自分で作ろうとかなりがんぱりましたが、思うよな味に到達することができず、いつしか悲しくあきらめました。
日本で売ってるむき栗も好きで、少しお土産に買って帰ってドイツ人にあげたら、すごく感動したようすでした。ここでは売ってないのよね。
まわりの国ではモンブラン、普通にあるのになんでドイツにはないのでしょう。ベルギー、オーストリア、フランス、北イタリア、スイスと、どこでも見たのに。
さて、日本ではもちろん、食べましたよ。銀座はプランタンのアンジェリーナまで出向きました。
なぜ、ヨーロッパから来てまで、アンジェリーナのモンブランを食べることになるんでしょうね。なかなかフランスにも行けませんし。
11月末にしては暖かで、お天気もよくて、充分銀座のお散歩をしました。
クリスマスの飾りつけもそろそろ始まってますね。
ヨーロッパと比べると日が長いし空も明るいし、うれしくなります。東京あたりは寒すぎることもなく、11月12月って、いい季節だと思います。

Sunday, December 03, 2006

Omotesando in Tokyo


おしゃれな表参道。
お散歩したりお買い物したりするのにとっても好きな街。
今みたいに、たまーに出てきて効率的に買出しをしていこう、という意図にはあまり向かないんですけれど、天気のいい時にぶらぶらするのには最高。しゃれたお店がぽつんぽつんとあるので、ゆっくり見られたらいいなあと思うのですが。
ここで久し振りに日本の美容院にも行きました。日本人の髪は日本人の美容師さんにやっていただくと安心です。
青山同潤会アパートの後に表参道ヒルズなんてのができてて、大きなショッピングモールですねえ。
金曜日だったけれど、なかなかすごい人。これはとても全部見ている時間がありませんでした。 もちろんお店もおしゃれで高級な感じなのですが、この真ん中が吹き抜けで、まわりをスロープ状に回廊がまわってる設計が、フランクフルトの中心部にあるツァイル・ギャラリーに似ています。フランクフルトのはもっと小さいし、入ってるお店もきわめてカジュアルですが。
東京はまだ紅葉が始まったばかりというところだったのですね。やっぱり東北地方よりはかなり遅いようです。秋の日差しが穏やかに振り注いでいました。

Friday, December 01, 2006

神田明神


東京は下町なんてすごく久し振りです。
神田の明神さまの門前にある茶店は昔ながらの風情がありました。おそまきながら七五三の参拝客もあって、小さい子の着物姿がかわいい。
茶店でいただいた甘酒がおいしかった。ところてんなんていう珍しいものもおいてあるんですね。子供の頃食べたきりだわ。あの頃は夏に売りに来たりしてたんでしたっけ。
境内では結婚式の記念写真が撮られていました。お天気に恵まれてよかったですね。
近くの湯島天神の方では、菊の花展が開催されてました。いなかで小さい頃、祖父母に連れていかれた菊人形展を思い出しました。
その後浅草の浅草寺にお参りして仲見世でお買い物。前にはとんと興味がなかったのに、今回は鼈甲のかんざしなどにひかれる私ってなんでしょう。